界面骇客日记(6) - モバイル/ユビキタス计画 増亚博—亚洲的中文娱乐平台之


モバイルだのユビキタスだのウェアラブルだのと かまびすしい世の中ですが、 计算机は実际にはどの程度実世界に浸透しているのでしょうか。 生活で普通に用いられる様々なものの计算机度/ネット度について考えてみましょう。

固定系

まず、大きなものから小さなものまで、よく使うもので 通常あまり动かさないものをリストアップしてみます。
ビル, 駅, 店, 公园, 道, 桥, 电柱, 家, 部屋, 风吕, トイレ, 壁, 床, 电灯, ドア, 窓, ベッド, クーラー, 冷蔵库, テレビ, ピアノ, 机, 本棚, 箪笥, 袖斗, パソコン, コーヒーメーカ, 固定电话, ....

移动系

次に、人间と一绪に移动しながら使われるものをリストしてみます。
电车, バス, 车, スクーター, 自転车, キックボード, ギター, ノートPC, PDA, 携帯电话, ウォークマン, 腕时计, ノート, 文房具, 服, 靴, ペン, ...
こうして见ると、 モバイルだのユビキタスだのと最近盛んに言われている割には、 実世界中で计算机が直接関连しているものはまだまだ少ないようです。 近い将来、あらゆるところで あらゆるものがで计算能力やネット接続を利用できるように なると考えられるのに対し、 そのような研究开発がなされているのはごく一部であるといえそうです。 まだ计算机化/ネットワーク化されていないものに対して 计算机やネットワークが使えるようにすれば 新しい制品やサービスを提案できるでしょう。

第1段阶: 「インターネット」を付加

上のリストのそれぞれに「インターネット」という 枕言叶をつけていけば 第1世代の研究キーワードを简単に作ることができます。
「インターネットビルディング」
は最近流行っていそうですし、
「インターネットステーション」
なんてのはJRが喜びそうです。
「インターネットショップ」
はちょっと意味が违うかもしれませんが
「インターネットロード」
はITS(Intelligent Transportation System)がらみの响きがして良さそうです。
「インターネットブリッジ」
も意味が多少违いそうですが
「インターネット电柱」
があれば街角の情报収集に役立ちそうですし、
「インターネットハウス」
「インターネットルーム」
「インターネット风吕」
「インターネットランプ」
など、意味は怪しげながらもなんとなく楽しそうに闻こえます。

移动系に目を向けても、

「インターネット自动车」
「インターネットギター」
「インターネット靴」
など、なかなか楽しそうなものがいろいろ考えられます。

第2段阶: 「ネット」で接続

これではすぐにネタがつきてしまうので、 今度は上のリストから适当に2个の项目を取り出して それらを「ネットで结ぶ」ことにして 次のネタを考えてみることにします。
「ビルと家をネットで结ぶ」
「駅と电柱をネットで结ぶ」
「桥とトイレをネットで结ぶ」
...
无闇につないでも駄目かもしれません。しかし、
「床とドアをネットで结ぶ」
ことにより自动ドアができますし、
「时计とテレビをネットで结ぶ」
ことによりビデオ予约がでるでしょう。
「电柱とPDAをネットで结ぶ」
ことにより地域情报を简単に取得できるかもしれません。

もう少しひねってみると、

「ギターとPDAをネットで结ぶ」
ことによりPDAでギター演奏ができますし、
「コーヒーメーカと部屋をネットで结ぶ」
ことにより、 コーヒーにつられた人々を谈话室に集めることもできるでしょう。 その他、可能性はたくさん考えられそうです。

このような、一风変わった组み合わせについて、 実际にいろいろな研究が行なわれています。 モバイルコンピューティングの研究を行なっている 阪大の塚本昌彦助教授は WonderSwanの开発キットであるWonderWitchや PocketPCを使って色々なモバイル楽器演奏システムを作っていますし、 実世界指向インタフェースの研究を行なっている 玉川大学の椎尾一郎助教授は コーヒーの香りで人々を谈话室に呼び寄せるという 「Meeting Pot」というシステムを作っています。 Meeting Potでは、 离れた谈话室のコーヒーメーカの状态をセンサで検出し、 コーヒーができている场合は 香りを居室に流すという凝った工夫が行なわれています。

モバイル/ユビキタス环境の実现

モバイル/ユビキタスな环境の実现には モバイル/ユビキタス対応の计算机、センサ、アクチュエータが 必要になります。 固定系の大きな物に计算机やセンサを设置するのは抵抗が少ないでしょうが、 移动系のものや小さなものに设置するのはあまり简単ではありませんでした。 いくらパソコンが安く小さくなったとはいえ、ギターやクーラーに マザーボードを塔载するわけにはいきませんし、 标准的なパソコンはキーボード/マウス以外のセンサを备えていませんから、 温度や明るさといった简単な状态を検出するのにも特殊な装置が必要に なるので、このような用途にパソコンを使うのは得策ではありません。

小さなものに计算机を组み込もうとする场合は、 现在のパソコンで使われているような复雑なCPUではなく、 20年前の「マイコン」时代に使われていたような 比较的シンプルなCPUがよく使われています。 このようなCPUの中で最も広く使われているのが Microchip社のPICというCPUです。 PICは8ビットの安価なマイクロプロセッサですが、 昔の8080やZ80などよりもはるかに高速に动作しますし、 入出力ポート, A/Dコンバータ, シリアル通信などの 机能を内蔵しているものもあり、 组込みシステムを作るときの定番CPUになっています。 PICのキットや开発ソフトは 秋叶原の秋月电子や大阪日本桥の共立电子で贩売されています。

PICNIC

PICにはキットや各种のソフトウェア开発ツールが揃っており、 比较的手軽に使えるととはいうものの、 やはり普通の人々にとっては 回路を作ったりアセンブラでプログラミングしたりするのは大変なので、 敷居が高く、谁もが気楽に使うようなものではありませんでした。 ところが最近 (株)トライステートから 「PICNIC」というボードが発売され、 状况が変わってきました。 PICNICは、 A/Dコンバータやシリアル通信回路を内蔵した PIC16F877チップとその周辺回路に加え、 Ethernetを制御するNIC(Network Interface Controller)が 実装されており、 TCP/IPがサポートされています。 PICNICボードには、 Ethernetポートに加え、 シリアルポート、アナログ入力ポート、デジタル入出力ポート、 温度センサが接続されており、これらを ネットワーク経由で制御することができます。 细かい制御を行なうためには UDPを使ったプログラミングが必要ですが、 简単なHTTPサーバやCGIが动作するので、 スイッチを単纯にOn/Offしたり温度を调べたりする程度ならば、 ブラウザなどから简単に制御することができます。 各种のセンサやスイッチをPICNICのA/Dコンバータや入出力ポートに接続すれば、 家庭のLANに接続するだけで、ブラウザなどからいろいろな制御を 行なうことができます。


ブラウザからPICNICを见たところ。 「H」「L」のボタンを押すとPICの出力ポートが変化し、 PICNICボードのLEDが点灭する。 现在の温度もブラウザで确认できる。

モバイル/ユビキタスな生活

最近は、Ethernetを引き回した一般家庭も増えてきたと思われますが、 PICNICのようなネットワーク対応ボードをあちこちに配备しておけば 简単に电脳住宅を构筑することができます。 邮便受けのスイッチを使えばいつ手纸が来たかわかりますし、 コーヒーメーカに温度计をつけておけば コーヒーの状态を知ることができます。 米びつや卵入れにセンサをつけておいて、 自动的に注文を送ることもできるでしょう。 玄関に谁かが来たらメールで知らせることもできます。 私は部屋で计算机を使っているとき、ファンなどがうるさいために インターホンが闻こえず来客に気付かないことがよくあるのですが、 家の入口にセンサを置いておけばそういう心配はなくなります。 すべての电灯をネットワークに接続しておけば、 电気を一度に消すのが简単ですし、 点灭させて楽しむこともできます。 远隔地から金鱼に饵をやったり、 各种のWebCamを使って 家の内外を远隔地からモニタすることもできるでしょう。 また これらをすべてiMode电话などからアクセスできるようにすれば、 携帯ひとつであらゆる制御を行なうことができます。 iMode电话からCGIで电灯を操作したり、 家の中の様子をiMode电话でチェックすることもできるでしょう。

车やスクーターにセンサや携帯电话を积んでおいても なにかと便利なことがあるでしょう。 盗まれたりレッカー移动されたりした场合でも どこにあるかすぐわかりますし、 モバイルなセンシングマシンとして使うこともできます。 たとえば、スクータにセンサや电话を积んで驻车しておけば、 人出や交通量を远隔地から计测することができます。


现在の社会生活は ユビキタスには计算机もセンサも存在しないという前提で 作られていますから、 このような世界はかなり奇异ですし、プライバシなどの心配もあるでしょう。 しかしユビキタスなセンサが无かったからこそ泥棒の心配があったり、 人に连络がつかずに困ったりすることが多かったわけですから 総合的には悪いことではないだろうと楽観しています。 上にあげたような例は、 最初は単に面白いだけというものが多いでしょうが、 何でもネットワークにつなげられるようになれば、 新しい面白い応用が沢山考えられてくるでしょう。 モバイルとかユビキタスとか言っても、今のところは 携帯电话やパソコンをネットワークにつなぐ话が主流ですが、 计算机と直接関系のなさそうなものを 谁もが简単にネットワークにつなげられるようになったとき、 本当に面白い世界がひろがってくるように思われます。

计算机科学者は 长年FTPやtelnetを使っていましたが、 Webは计算机コミュニティではない场所で 最初に発展しました。 计算机科学者は 长年プログラミング言语の研究を行なっていましたが、 スプレッドシートは计算机コミュニティではない场所で 発明されました。 エンジニアや计算机科学者ではない人々が 実世界のいろいろなものをネットワークで结びはじめた顷、 本当に有用な実世界インターフェースシステムが出现 してくるのかもしれません。


エピローグ: 第3段阶

さらに进んだ段阶として、 最初にあげたリストから适当に3个の项目を取り出して 计算机/ネットワーク応用を考えるというのも面白いでしょう。
クーラー、电话、ノート
ピアノ、腕时计、ドア
...
...ちょっと三题话の修业が要りそうです...
Microchip社
http://www.microchip.com/
秋月电子
http://www.akizuki.ne.jp/new2.htm
トライステート
http://www.tristate.ne.jp/picnic.htm

Toshiyuki Masui
Last modified: Tue Jan 23 11:27:24 JST 2001